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2019.03.20伝達講習会を開きました

こんばんは!大和事業所です。

先日、当事業所PTが研修に参加してきたため、その伝達講習会を行いました。 今回参加した勉強会のテーマは『慢性疼痛に対する運動療法』でした。

当事業所の利用者様の中でも慢性疼痛に悩む方は非常に多くいらっしゃるため、事業所全体で慢性疼痛に対する理解を深めようということで、痛みの基礎知識や有効とされる治療法について勉強しました。

慢性疼痛を理解する上で重要な事は、まず、急性痛との区別であると思います。

明らかな組織損傷があって生じる急性痛に対し、慢性疼痛の発生機序は非常に複雑であるといわれています。

外傷や疾患により生じた身体機能障害(生物学的要因)に加え、不安やうつなどの心理的要因や、仕事のストレスや失業、配偶者の死別といったライフイベントなどの社会的要因が痛みを悪化させたり、長引かせるということがわかってきています。

慢性疼痛に対する治療についても研究が進み、現在では「痛ければできるだけ安静に」という常識は覆され、運動療法や有酸素運動を行う事が有効であるということが定説となりつつあります。また、マッサージや徒手療法のみを単独で行うのではなく、運動療法と併用する事で鎮痛効果や機能改善が図れる事が科学的に証明されています。

 

今回参加した勉強会では、このように複雑化した慢性疼痛に対する具体的な評価法や運動療法の組み立て方について明示されており、知識のアップデートになったことはもちろん、日々の現場で実践していくための手立てを示してくださいました。当事業所でも参考にさせて頂きたいと思います。

 

しかしながら、一般の方々にとって「痛ければ安静に」という考えはまだまだ根強く残っているように感じます。そのため、「痛くても運動した方がいい」という事をただただ主張してもうまくリハビリは進まないことは容易に想像できます。

病院やクリニックではなく、「自宅」という場で行う所が訪問リハビリの難しい点でもありますが、いかにその気にさせるかという働きかけが重要であるように思いました。

そして、在宅領域で慢性疼痛に対するリハビリテーションを遂行していくためには、訪問看護の一事業所が単体でアプローチするのではなく、その方に関わる介護保険サービスのスタッフ同士が慢性疼痛に対する適切な対処を知り、共通認識のもとで関わっていく事が求められてくると思います。

そのための具体策として、ケアマネやデイサービス、訪問介護事業所の方々との勉強会を行うなども検討していければと思います。

 

 

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