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人事部コラム

4月7日は世界保健デー!WHOってどんな機関?

新型コロナウイルス関連のニュースでWHOという機関の名前をよく耳にするようになりましたが、WHOというのはどんな機関かご存じですか?なんとなくイメージはわくけど実際何をしている組織かよくわからない…という方は多いのではないでしょうか。

 

WHOとはどんな機関?

正式名称は世界保健機関(World Health Organization)と言います。1948年4月7日に、すべての人々の健康を増進し保護するために他の国々と協力する目的で設立されました。
WHO憲章における「健康」とは、「病気の有無ではなく肉体的、精神的、社会的に満たされた状態にあることを掲げ、 人種・宗教・政治信条や経済的・社会的条件によって差別されることなく、最高水準の健康に恵まれることが基本的人権である」(日本WHO協会WEBサイトより引用)と定義されています。
WHOはスイスのジュネーブに本部があり、194の国と地域が加盟しています。世界各地に6つの地域事務局と約150か所のWHO事務所があり、職員数は7,000人を超えています。

WHOの役割とは?

WHOは感染症・風土病の撲滅に向けた取り組みを進めています。「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」のような感染症が発症した際は「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」を発出し、世界各国の協力を要請するのもWHOです。
1970年代に天然痘の撲滅に成功したことは、WHOの大きな功績のひとつでしょう。医薬品の適切な供給・管理をおこなうための対策や、ワクチンなど研究開発の振興にも力を注いでいます。
また感染症だけでなく、高血圧、肥満、がん対策などにおいて国際的なガイドラインを策定し、予防接種ワクチンの世界的な基準を策定するといった専門的な仕事を行っています。

世界保健デーとは?

WHOが設立された4月7日を記念して、1950年より毎年4月7日が世界保健デー(World Health Day)として定められました。
WHOが毎年世界保健デーのテーマを発表し、世界中の多くの国で「世界保健デー」として、さまざまな健康のためのイベントが行われています。日本では、世界保健デーのテーマを厚生労働省が日本語に訳して発表しています。

2021年のテーマは?

今年の世界保健デーのテーマは「健康格差 (Health Inequality) 」と発表されました。このテーマになった背景には、先進国と途上国でのワクチンに関する格差が世界的に問題となっていることがあります。
2021年1月WHO事務局長は「現在、49か国以上の高所得な国で3900万回以上のワクチンが投与されているが、ある低所得な国では25回しか投与されていない」と発言しました。地域でみると欧州各国やアメリカ、中国などはワクチンの確保・接種がすすんでいますが、アフリカなどの発展途上国では接種が遅れています。
公平にワクチンの配分をするために、WHO主導で2020年に立ち上げたワクチンの共同購入の枠組み「COVAX」には、日本や中国など170国以上が加盟していますが、アメリカやロシアなどの一部の国は加盟していません。
WHOは一部の国や企業が「COVAX」を通さずに二ヶ国間での取引により利益をあげ、一部の国にワクチン確保が偏ることを問題視しており、全ての国が協力することで健康格差が是正されることを呼びかけています。

日本国内での健康格差

また、世界だけではなく日本国内での「健康格差」も問題視されています。日本は国民皆保険制度」があり、日本国民全員が平等に公的な医療保険の対象となり、原則3割負担のみで医療サービスを受けることができ、世界的にはとても高水準な医療保険制度が整っています。
しかし、ある調査結果によると世帯所得が600万以上の世帯に比べて、200万未満の世帯では野菜の摂取量が少なく栄養バランスが欠けている傾向があること、健康診断を受けない傾向があること、肥満度が高く死亡リスクが高いことなどが判明しています。(→大和総研レポートより引用)このように所得の差が健康格差につながっているのです。
現在のコロナ禍においても都市部と地方の医療体制の格差、正社員と非正規社員の格差、日本と世界との格差など、さまざまな格差が明らかになりつつあるのではないでしょうか。

WHOが新たに認定した病気「ゲーム障害」

様々な病気や感染症撲滅に取り組むWHOですが、数年前あらたな病気として「ゲーム障害」を認定したことが話題になりました。スマートフォンゲームやオンラインゲームに、生活や健康に支障がきたすまで没頭してしまうゲーム依存症の状態を正式に病気と認定し、2022年から適用されます。ゲーム障害は次のように定義されています。

【臨床的特徴】
●ゲームのコントロールができない。
●他の生活上の関心事や日常の活動よりゲームを選ぶほど、ゲームを優先。
●問題が起きているがゲームを続ける、または、より多くゲームをする。

【重症度】
ゲーム行動パターンは重症で、個人、家族、社会、教育、職業やほかの重要な機能分野において著しい障害を引き起こしている。

【期間】
上記4項目が、12ヵ月以上続く場合に診断する。しかし、4症状が存在し、しかも重症である場合には、それより短くとも診断可能。

ゲーム障害については、発達障害との相関の高さ、若年層が多いことから支援の工夫が必要であること、暴力がある場合を含め親へのアプローチの重要性などが言われています。
「eスポーツ」等でも盛り上がっているゲーム業界。現在様々な機種が販売され、スマートフォンでも気軽に楽しむことができます。身近な存在だからこそ、利用者である私たちが節度を持って楽しむことが大切です。

まとめ

新型コロナウイルスのような世界的な医療問題から身近な私たちの健康まで、実は様々な角度でWHOが関わっています。年に一度の世界保健デーをきっかけに、健康について改めて考えてみてはいかがでしょうか。