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人事部コラム

6月4日~10日は歯と口の健康週間!お口のケア、きちんとできていますか?

6月4日は「6(む)4(し)」にちなんでむし歯予防デーと言われており、2013年からは6月4日~10日までの期間を「歯と口の健康週間」としています。今回の記事では、歯の健康のための年代別セルフケアのポイントや、歯周病について紹介します。

目次
・歯と口の健康週間とは?
・年代別ケアのポイント
・「8020(ハチマルニイマル)運動」とは?
・歯が抜ける原因
・歯がなくなるとどうなる?
・検診に行こう!

 

歯と口の健康週間とは?

厚生労働省や日本歯科医師会などが中心となり、歯と口の健康に関する正しい知識やケアの啓発活動を行っていいる歯の衛生週間のことです。歯科疾患の予防や、早期発見・早期治療を徹底することにより歯の寿命を延ばしていくことを目的にしています。
2021年の標語は「一生を 共に歩む 自分の歯」です。

年代別ケアのポイント

歯の健康について気を付けなくてはいけないポイントは年代によって異なります。

乳幼児~小学生

小さなお子さんにとって大切なのは、歯磨きの習慣をつけること、そして歯磨きを楽しんでもらうことです。子供用のかわいい歯ブラシや果物味の歯磨剤も販売しています。お子さんの好みを取り入れながら、楽しんで歯磨きができる環境を整えてあげましょう。
また6歳から12歳にかけては、乳歯から永久歯へ生え変わる大事な時期です。多くの歯医者さんは10歳~12歳くらいまでは保護者の方の仕上げ磨きをおすすめしています。

中学・高校・大学生

思春期になると自分できちんと磨くことができるようになります。一方で中学生くらいになると勉強・部活・塾などで歯を磨く習慣がおろそかになったり、痛みがでるまで歯科医院に行かなかったりするので気づいたらむし歯が大きくなっていることもあります。ちゃんと歯磨きをしていてもむし歯になってしまうという方は、歯科衛生士によるブラッシング指導を受けてみましょう。

20代~30代

二十歳を過ぎたら注意したいのが歯周病です。30代以上は80%が歯周病またはその予備軍と言われています。むし歯や歯周病は日々の歯磨きによって予防する疾患。仕事や子育てなどライフスタイルの変化によって、なかなか歯科医院に通う時間がとれないという方も多いと思いますが、この時期に適切なケアを行えば、歯の寿命が延びます。
定期的に検診に行き、歯の状態を見てもらいましょう。

40代~50代

むし歯や歯周病などで既に何本か歯を失ったという声がちらほら聞こえるのがこの年代。その後の歯の寿命を決めるターニングポイントの時期です。歯周病の進行、加齢に由来する歯茎のやせ細りや、悪い生活習慣の蓄積が症状となってお口の中に表れてきます。未来の自分を予測するためには現状を知ることがなにより大切。まずはお口の状態をよく調べてみましょう。

60代以降

成人の歯は親知らずを除いて28本ありますが、高齢期になると永久歯を喪失するスピードが加速します。加齢により自然に抜け落ちることもありますが、歯を失う原因の多くは歯周病です。また、口の中にいる細菌の中には、肺炎などの感染症を引き起こす菌も存在します。口内ケアを行うことで、様々な病気の予防にもつながります。健康意識が高まるこの年代の方こそ適切な歯ブラシを選び、歯間ブラシやデンタルフロスなどを使用しながらきちんと歯と口のお手入れをしましょう。

「8020(ハチマルニイマル)運動」とは?

1989年より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という運動です。20本以上の歯があれば食生活にほぼ満足することができると言われており、「生涯自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込めてこの運動 が始まりました。楽しく充実した食生活を送り続けるためには、生まれてから亡くなるまでの全てのライフステージで健康な歯を保つことが大切 です。「8020」を目指すために、今から日々のケアを心がけていきましょう。

歯が抜ける原因第1位!歯周病ってどんな病気?

歯が抜ける原因の第1位である歯周病は、別名サイレントディジーズ(静かなる病気)と呼ばれており、病状がかなり進行するまで自覚症状がほとんどない、恐ろしい病気です。腫れや痛みが出たり、歯がグラグラして噛みにくくなったりする症状が出る頃には、すでに歯を支える骨が溶けており、歯を抜く処置をせざるを得ないこともあります。
歯周病の原因は口の中に存在する歯周病菌。歯周病菌が口内で増殖すると毒素を発生し、歯の周りの組織を破壊します。

歯周病を予防するには?

1. しっかりとブラッシングをする

歯周病菌は口の中のプラークに住みついています。プラークとは歯の表面に付着している、白くネバネバした細菌のかたまりです。日々のブラッシングでプラークをしっかり落とすことによって、歯周病にかかる確率はぐっと減ります。1回のブラッシングに10分を目安にしましょう。

2.歯科医院で歯石を落としてもらう

プラークが唾液の中のカルシウムやリンと結びついて石灰化したものを歯石といいます。歯石は硬く歯の表面に付着して、ブラッシングでは落とすことができません。歯石にはプラークが付きやすく、歯周病菌が増殖しやすくなるので、歯科医院などでクリーニングをしてもらうことが必要です。

歯がなくなるとどうなる?

1本くらい歯がなくなっても影響がないのでは?と思う方もいるかもしれません。
実際に歯がなくなると、以下のような影響が出ると言われています。

歯を失うことによる影響

1.歯の噛み合わせが悪くなり、歯が伸びたり顎がずれたりする
2.しっかりと噛めないので、顔の輪郭が変わることがある
3.顔にしわ・たるみが出て老け顔に見える
4.抜けた歯の周りの骨がもろくなり、他の歯も弱くなる
5.ちゃんと噛めないので、消化器官に負担がかかる
6.噛まないことで脳の刺激が減り、認知症の原因になる

歯の健康のために、検診に行こう!

まずは、自分の歯の状態を知ることが大切です。目には見えないところでむし歯や歯周病が進行しているかもしれません。また、正しいブラッシング方法についても指導を受けることができるので定期的に歯医者で検診を受けましょう。
生涯自分の歯で食べ物を食べられることはQOL(クオリティ・オブ・ライフ/生活の質)を高めることにもつながります。定期的な歯科検診に行き、お口の健康を維持していきましょう。