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今年はカレンダーに掲載されている祝日が変更になっていることはご存じですか？
東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を前提にした「2021年限定」の特例です。
この祝日の移動が決まったのは2020年11月27日のため、紙の手帳やカレンダーに反映されていないものも多いです。
直前に混乱しないよう、改めて確認しておきましょう。

どんな風に変わったの？

移動する祝日は下記のとおりです。

なぜ祝日が移動したの？

東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催期間中のアスリート、観客等の円滑な輸送と、経済活動、市民生活の共存を図るためです。オリンピック開会式の7月23日前後が4連休、オリンピック閉会式の8月8日前後が3連休となることにより、東京中心部の混雑緩和が見込まれます。（首相官邸ホームページより引用）

7月/8月/10月のカレンダー

変更後のカレンダーは、それぞれ以下のとおりです。

7月のカレンダー

8月のカレンダー

10月のカレンダー

それぞれどんな祝日？

今回移動になった祝日はそれぞれどんな祝日かご存じですか？祝日は「国民の祝日に関する法律」で定められています。

海の日

海の日とは、「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」ことを趣旨として1995年に制定されました。当初は昭和10年代から続く7月20日の「海の記念日」が祝日化され「海の日」になりました。その後2003年のハッピーマンデー制度により、7月の第3月曜日となっています。世界の国々の中でも「海の日」を国民の祝日としている国は唯一日本だけとされています。

山の日

山の日とは、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日」です。2014年に制定された比較的新しい祝日です。長い歴史を持つ海の日が祝日になったことで、山岳団体や自然保護関係者から「山の日も制定したい」という希望があり、祝日になりました。
一般的なお盆休みである8月13〜15日と連動させやすい日として8月12日が有力候補となっていましたが、12日には過去に航空機事故があった日でもあることから反対意見もあり、8月11日に決定しました。

スポーツの日

「体育の日」としてなじみがある方が多いのではないでしょうか。1964年の東京オリンピックの開会式が10月10日であったことから、1966年に「体育の日」として制定されました。2000年に「10月の第2月曜日」に変更になり、2020年には呼び名が「スポーツの日」に変わりました。
スポーツの日とは、「スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培（つちか）うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う日」です。

体育の日がスポーツの日に変わったのはなぜ？

「学校教育のイメージの強い『体育』という言葉から、世界的に広く使われている『スポーツ』という言葉にしたい」（出典：国会会議録平成30年5月30日）という議論がありました。
背景には、スポーツとは心身を鍛えるのはもちろんのこと「自発的に行い、楽しむものである」という世の中の意識の変化があります。

2022年の祝日はどうなる？

3つの祝日の移動は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される「2021年限定」の特例です。
（首相官邸ホームページより引用）
2022年の祝日は例年どおりとなります。

まとめ

たった3日間の移動ではありますが、連休やお盆休みも近いのでスケジュール変更が必要な方もいらっしゃるのではないでしょうか。
紙の手帳やカレンダーで予定を管理している方は、間違えて出勤日に休んだり休日に出勤したりしないよう、くれぐれもご注意ください。