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人事部コラム

今年の冬至はいつ?かぼちゃと柚子湯の由来

年の瀬も近づき、夕方陽が落ちるのが早くなりました。まもなく冬至がやってきます。
冬至といえば、かぼちゃを食べたりゆず湯に入ったりしますが、なぜこのような風習ができたのでしょうか。
今回は冬至についてご紹介します。

目次
・冬至はどんな日?
・冬至の風習・食べ物
・世界の冬至

 

冬至はどんな日?

冬至とは二十四節気の一つで、1年の内で最も昼が短く、夜が長い日です。
以前昼が最も長い夏至についてご紹介しました(夏至ってどんな日?今年の夏至はいつ?
二十四節気とは、季節の変化を示すためのもので、1年を春夏秋冬4つの季節に分け、さらにそれを6つに分けたもので、春分や秋分、立夏や立冬なども二十四節気にあたります。冬至は毎年変動し、2023年の冬至は12月22日です。
また、冬至は別名「一陽来復(いちようらいふく)」とも言われています。
昔の中国や日本では、冬至は太陽の力が最も弱い日であり、この日を境に再び太陽の力が甦ることから、上昇に転じる日といった意味が込められています。

冬至の風習・食べ物

◆かぼちゃを食べる

冬至の風習と言えばかぼちゃを食べることがよく知られています。かぼちゃは7~8月に収穫の最盛期を迎える野菜ですが、常温で長期間保存が可能な食材です。
昔は今と違って野菜を1年中食べることは難しい時代でした。そのため、栄養価が高く長期保存できるかぼちゃを冬至に食べることで、厳しい冬を乗り切ろうという先人の思いが込められています。
かぼちゃはビタミンやミネラル、カルシウム、食物繊維がバランス良く含まれています。そのため昔から「風邪を予防できる食材」と言われ、冬至に食べるようになったとも考えられています。

◆「ん」が付く食べ物を食べる

また、冬至には「ん」の付く食べ物を食べると良いとされています。「ん」の付く食べ物は「運盛り」と言われ、運を呼び込むことができると言われています。
特に「ん」が2つある食べ物は運気が2倍になって縁起が良いとされ、「冬至の七種(ななくさ)」とも言われています。

【冬至の七種】
1. なんきん(かぼちゃ)
2. れんこん
3. にんじん
4. ぎんなん
5. きんかん
6. かんてん
7. うんどん(うどん)

◆柚子(ゆず)湯に入る

冬至の日のお風呂と言えば、柚子湯です。この習慣は銭湯ができた江戸時代から始まったと言われています。
1838(天保9)年に刊行された江戸の年中行事を紹介する「東都歳時記(とうとさいじき)によると、「冬至 今日、銭湯風呂屋にて柚湯を焚く」という記述があります。
江戸時代には現代のように頻繁にお風呂に入る習慣はありませんでしたが、は「一陽来復」の運を呼びこむ前に香りの強いユズを浮かべ、厄除けのための禊(みそぎ)として入るようになったのが始まりとされています。
また、柚子(ゆず)=「融通がきく」、冬至=「湯治(とうじ)」といった語呂合わせから冬至の日に柚子湯に入るようになったという説もあります。
実際、柚子の皮には疲労回復効果のあるクエン酸やビタミンCが豊富に含まれています。「柚子湯に入ると一年間風邪をひかない」と昔から言われており、柚子湯には血行促進や冷え性改善の効果があることが科学的にも証明されています。
冬至の日には、ゆっくり柚子湯につかってリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。

◆冬至粥を食べる

冬至粥とは、冬至の日に食べる小豆粥のことです。
小豆の赤は魔除けの効果があると言われており、冬至の日に小豆の入ったお粥を食べることで邪気を払い、翌日から良い運を呼び込むという意味があります。地域によって作り方は異なり、かぼちゃや餅を入れる地方もあります。

世界の冬至

夏至と同じように、冬至も世界共通です。海外の冬至の過ごし方をご紹介します。

【中国】

中国では冬至はとても大切にされていて、餃子や餡入り餅、小豆を煮たぜんざいのようなものを食べる風習があります。台湾や中国の南部では「湯圓」(たんゆえん)というお団子のような料理を食べるのが伝統。韓国では日本と同様に、悪い気を払う効果があるとされる小豆粥を食べる風習があります。
また、台湾では四立(立春、立夏、立秋、立冬)四至(春分、秋分、夏至、冬至)は縁起が悪い日とされ、結婚を避ける日とされています。

【ヨーロッパ】

北欧ではキリスト教が伝わる以前の時代から、ユールと呼ばれる冬至祭が行われていました。現在ではユールはクリスマスを指す言葉となっています。クリスマスの起源の一つは、かつて古代ローマ帝国で信仰されていた太陽神、ミトラ教の冬至にあるとされています。ミトラ教では、冬至で死んだ太陽の復活を祝うお祭りが12月25日に行われていました。冬至に死と復活を繰り返す太陽の誕生日とキリスト教が結びついて、現在のイエス・キリストの生誕を祝うクリスマスになったのだそうです。
また、かつてユールで薪を燃やして悪霊を払う儀式として行われていた名残が、現在でもおなじみのクリスマスケーキ、ブッシュ・ド・ノエル(薪の形のケーキ)となって残っています。

まとめ

冬至は古くから世界中で特別な日とされてきました。日本でも昔より伝わってきた冬至の風習は、健康の維持に効果のあるものが残っています。改めて冬至の風習を見直し、太陽の力を感じながら一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。